扁平足(へんぺいそく)とは?
足の裏の内側のアーチ構造(土踏まず)が崩れて、足裏が平らになった状態を指します。
扁平足と診断されても、それが昔からあれば異常ではなく私は、その人の足の個性と診ています。
体と一緒にそれに合った成長を来すので、何か生じるかと考えなくてよいと思います。扁平足だから病気ではと考える必要はありませんが、将来的に進行してくる場合がありますので一度診察を受けて、足根骨癒合症や外形骨がないかなどはチェックしておいたほうがよいと思います。
踵部の脂肪層が硬度低下や萎縮をきたすことで、歩行などの負荷で踵全体が痛くなる疾患です。
扁平足の予防
インソール・リハビリや自己運動(タオルギャザー、足趾のグッ、パー運動など)があります。
年齢とともに扁平足が進んできた場合は、いろいろな症状・疾患を引き起こす可能性があり注意が必要です。
足の疲れ
土踏まずかないため、歩行や走るときに、足への衝撃が吸収されず大腿・下腿の筋肉に余計な負担がかかり、筋疲労が生じて疲れがたまりやすくなります。
足の痛み
衝撃の吸収が上手くできず、負担がかかる部位が生じてきます。特に足裏、足の甲、つま先に出やすくなります。
その他
外反母趾、変形性膝関節症、腰痛、肩こりなどを生じてくる可能性もあります。
まとめ
成人期の扁平足の原因としては、後脛骨筋(アーチを支える腱)機能不全が多いと考えます。
腱が機能しなくなっていく原因としては、立ち仕事、合わない靴、体重の増加、足関節捻挫などの足の外傷、足の神経・血管の問題などがあります。